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フランクフルト+バーデン・バーデン旅日記IV

 あっという間に3日が過ぎて、もう帰途に就かなければならない。寝坊しては大変なので、念のためモーニング・コールを頼んだが、気が張っているせいか、早く目が覚めてしまう。朝食を取っていると、ホテルの人が「よい祝日を」と挨拶するので、はて何の祝日だろうと考えたら、今日がドイツ統一の記念日だったことに気づく。今年でちょうど統一から20年になるのだ。実際、新聞にはこの20年をさまざまな角度から分析した記事が載っていた。20年も経てば、壁を知らない統一後の世代も増えてきていよう。その世代は、どのような意識をもって大人になろうとしているのだろうか。
 荷造りし、ホテルをチェック・アウト──その際、観光税のようなものを日割りで払った──して、バスで駅へ向かう。バーデン・バーデンで乗るインターシティでフランクフルトへは直通で行くが、空港までは行かないので、マンハイムで乗り換えてフランクフルト空港へ向かう。ここで遅れたら大変だし、フランクフルトを出るときにも列車の遅れをいくつか耳にしていたので、戦々恐々としていたが、幸いほぼ時間どおりに到着した。飛行機のチェック・インをして、座席を指定する際、係の女性が、オーバー・ブッキングなので、便を替わってくれる人を探している、ついては少し遅くなるが香港経由にしないか、600ユーロ払うから、と便の振り替えを誘ってくるが、帰って広島での仕事へすぐ向かわなければならないので、お断りする。時間があれば少し考えたところだけれども。
 ドイツからの帰国便は速い。往路便と1時間しか違わないのだが、ずっと速い印象を受ける。本をうとうとしながら休み休み読んでいると、すでに韓国の上空に差しかかっていた。それから2時間足らずで、ほぼ定刻どおりに到着して、入国審査と荷物のピック・アップを済ませ、ついでにその間に帰りの関空特急と新幹線を予約したところまではよかったものの、それから広島にたどり着くまでが大変だった。
 まず、駅で切符を受け取ろうとすると、予約した特急は、和歌山地方の大雨の影響で運休になったという。仕方がないので、その次の電車に変更するが、これが阪和線の電車が前方に閊えているせいでノロノロ運転。結局50分近く遅れて新大阪に到着した。そのため変更した新幹線にも乗れず、再度予約を変更しようとするが、駅の窓口にはすでに長蛇の列が出来ている。並んで待っている暇はないので、いちばん早く来た新幹線の自由席に飛び込んだ。席が空いていたのが不幸中の幸いというところだろうか。それにしても、国際空港と大都市を結ぶ電車が、遠くの大雨の影響を受けて大幅に遅れるというのはどういうことなのだろう。それだけでも、国際空港へ乗り入れる電車としては失格なのではないだろうか。それに、こうなると分かっていれば、最初から南海電車を使っていた。これでさらに関西空港の不便な印象はますます増幅された。航空券代に上乗せして払う施設使用料も異常に高いので、今後よほどのことがないかぎり関空を使うことはないだろう。帰国してからの移動で気疲れしてしまったが、午後には仕事があるので、自宅に荷物を放り込んですぐに職場へ向かった。

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